リース会社の与信について
リース会社の与信について
リース会社によって与信が通りやすい、
通りにくいという差はコロナ以降顕著になってきている。
リース会社Aは債務超過だと×、
利益が赤字だと×といった具合に
決算書の内容が良くないと与信が通過しません。
リース会社Bは債務超過でもOK、
利益が赤字でもOK、
ただ減価償却費を足しても赤字だと×
リース会社Cは債務超過、
赤字決算、償却前利益赤字、でも与信が通る。
このようにリース会社を比べると与信のハードルが各社違います。
例えば下記のような決算内容の会社があったとします。
運送会社A社 営業利益 100万円(計上減価償却費0)
運送会社B社 営業利益 ▲500万円(計上減価償却費700万円)
この場合、どちらの方が与信が通りやすいでしょうか。
結論からするとB社のほうが通りやすい傾向です。
A社は黒字であるもの減価償却を行っておらず、
償却を取ると赤字となってしまう可能性が高いです。
B社は赤字であるもののきちんと減価償却を計上しており、
償却前利益で考えると200万円の黒字となります。
運送会社の減価償却費はトラックの金額が高い為、
多くの計上となることが多いです。
減価償却費を計上すると赤字になるからという理由で
未計上の法人様もありますが、
きちんと計上されることをおススメしております。

株式会社ビジサポ
代表取締役 大槻明生
【経歴】
2007年大阪経済大学経営情報学部経営情報学科 卒業
大手証券会社に入社し、営業部門にて勤務
2016年日本GE合同会社に転職し、リース営業部門にて勤務
2019年三井住友ファイナンス&リース株式会社と合併
輸送機営業部にてトラックのリース営業に従事
2021年退職し、独立
2023年株式会社ビジサポを設立し、現在に至る
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